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「京大山岳部ってどんなところ?」「入ってみたいけど今も活動してんの?」
そんな疑問をお持ちの方のために、ここでは主として初心者の方を念頭に
京大山岳部について簡単に説明をします。
まだ見ぬ世界が、僕たちを待っている。
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僕たちは沢登り、岩登り、雪山縦走、アイスクライミング、山スキーなど、オールラウンドに山に取り組んでいます。
この「何でもやる」というのが京大山岳部の一つの特徴です。
活動は国内だけにとどまらず海外にも遠征します!!
何と言っても部員数がめっきり減ってしまったのが痛いです。しかし少人数ながら活動は現在も活発にやっております。
それではもう少し具体的に見てみましょう。
1.岩登り
いわゆるロッククライミングです。誤解されがちですが決して「ファイトいっぱーつ!」という世界ではありません。
腕力や気合いで登るものではありませんし、また確保技術も歴史の中である程度確立されており、正しく修得すれば安
全性は飛躍的に高まります。 それでも最初はやや怖く感じますが、上達していくとそれがやがて快感に変わります。
自らの力で一歩一歩重力に逆らい真っ直ぐに天へと近づいていくその爽快感、高揚感、開放感は何物にも代えがたい
ものがあります。 夏の剱合宿前までは毎週のようにゲレンデ(大原・金毘羅山)で岩登りの練習をします。
好きな人は各自で人工壁にもよく行ったりします。 また秋からはプラブーツにアイゼン(靴底につける鉄の爪)で岩登りの練習をします。
これも「冬山のため」という目的で、積極的にアイスクライミングをやることを意図したものではなく、登攀力としては3級
程度を安定して登れる事を一応の目安としています。 もちろんうまい人はどんどんハイレベルな登攀を目指していただけます(検討できる範囲で)。足袋にこだわる必要もあ
りません。現に多くの部員がより高いグレードへ飽くなき挑戦を続けています。 しかしルームが無雪期に主にやっているのは次の沢登りです。
2.沢登り
読んで字のごとく沢・谷を登ります。4月〜10月の山行はこれが中心になります。
わらじを履いて資料と地図を頼りに人跡未踏の深山幽谷の世界へ踏み込んでゆきます。
明るく開けた河原や狭く切り立ったゴルジュ、太古の姿を留める自然林、美しいナメ滝や深い釜をたたえた豪壮な滝な
ど、沢は刻一刻とその姿を変え私たちを魅了します。 あの屈曲の先には何が待っているのだろうか……この滝の上はどんな世界が広がっているのだろうか……
沢は驚きと感嘆の連続です。そしてその瞬間ごとに的確な判断を絶えず要求されます。
パーティーの力量と対象とを勘案して素早く決断を下していかなければなりません。沢に限らずこれが登山の醍醐味と
言えるでしょう。 ![]() そして無事一日の行程を終え幕営予定地に着くと焚き火の用意です。
飯を炊き汁を焚き、時には釣った魚を焼き、炎を囲んで飲み食い談笑の時間が始まります。
暗くなれば酒や歌が飛び出し、そして星を見ながら寝袋に包まって眠りにつくのです。
そして次の日にはまた河原を歩き滝を登り淵を泳ぎ薮を漕いで高みを目指してゆきます。
ルームではこういう素敵な沢登りを月に1〜2回行っています。その練習として、比良山の沢へ日帰りで登っています。
これも総合的な山強さを鍛える意味で夏合宿まできっちりやります。
![]() 3.雪山
ルームは公然と雪山に行けます。雪山やるなら山岳部。
蓄積されたノウハウの伝承と新技術の修得に余念がありません。
ただ先にも述べましたがアイスクライミングなどは積極的にやっているわけではなく、
主に縦走と山スキーをやっています。
スキーは斜滑降、山回りターン、横滑りなど基本的なことができればよく、上手に滑れなくとも構いません。
むしろ上手に登る力の方が重要です。
一歩山に入り込めばそこは雪と氷の世界です。
プラブーツにスパッツ、ヤッケ、ミトン、目出帽やゴーグルに身を包み、ピッケル片手に旅します。 そこは知識、技術、判断力そして体力の要求される厳しい世界ではありますが、 そういう面では雪山はまさに自由の世界といえます。 残念ながらルームは過去大規模な遭難事故を起こしたことがあり、それを繰り返さないため毎年当事者であったOBの
方に直にお話を伺うなど、雪山に限らず事故の再発防止に取り組んでいます。 --------------------------------------------------------------------------------
ルームがどういう活動を行っているか大体わかっていただけたでしょうか。
以下、簡単にその他細かい点について記しておきます。
・スケジュールについて
基本的に無雪期は月一回程度、週末を利用して1泊から2泊程度の短い山行を行い、春夏など長期休暇中には一週
間程度またはそれ以上の長い山行を行うという形になります(山行一覧参照)。 ステップを踏んで少しずつ山行のレベルを上げていきます。
また下のように毎年行っている合宿というものがあります(年により若干の変更があります)。
4月 新歓沢登り
GWに京都北山や大峰などの一泊程度の簡単な沢へ行きます。
一回生に沢の経験をさせ、生活技術を習得させることなどを目的とします。
ですから入部希望の方はできれば4月中に来て下さい。
5月 金毘羅合宿
実際の岩場で各種の確保や懸垂下降の訓練をします。
それができれば簡単な岩登りも始めます。
8月 剱合宿
雪渓で滑落停止など雪上技術の訓練をします。
また八ッ峰などで岩登りをします。これで一応一人前となります。
11月 アイゼン合宿
雪山での技術(歩行、滑落停止、確保、雪洞etc)を身につけます。
普通立山で実施します。
12月 スキー合宿
2,3日のゲレンデ練習の後、笹ヶ峰の京大ヒュッテを拠点に山スキーの訓練をします。
ロングツアーでは2泊で火打山アタックをします。
・山行計画について
合宿を含め各山行には一ヶ月程度かけて準備します。まず個々人がプランを提案してメンバーを募集します。
そして各パーティー内でルートやその山域のその時期の気象の特徴、想定される事故などについて資料を収集しミー
ティングを重ね、また同時に達成目標を設定して練習を行います。 それを全体会議の場である週例の水曜会で数回にわたり検討を行い、承認されれば晴れて山に行けるということにな
ります。 検討は時に深夜まで及び、中には容量オーバーと判断され計画段階でつぶれる山行もあります(もちろん検討に及ば
ないような普通の夏山縦走等なら自由に行って構いません)。 ・練習について
練習は主に土日に金毘羅山または比良山系の沢でそれぞれ岩登り、沢登りの練習を行います(日帰り)。
またアイゼンの時期には平日の昼休みや夕方に鴨川の石垣でも練習します。
体力トレーニングに関しては個人の自発性に任せています。
特に雪山には絶対的な体力が不可欠なので、みんな言われずとも危機感を感じて毎日鴨川沿いを走ったり大文字山
を駆け上ったりしています。 もっとも毎週の金毘羅への自転車通い(片道10kmの緩い坂)が既にある程度練習になっているとも言えますが。
また座学についても気象や技術、雪崩や事故といったレクチャーを講師を決めて適宜行います。
・最後に
見ての通り、平日の授業に支障をきたす事は殆ど無いものの、結構忙しいクラブです。
また装備費や交通費にそこそこお金がかかってしまいます。
しかし、登山の持つ魅力からすればその程度の時間と金はむしろ安いものだということがやがて実感できると思いま
す。 登山は決して重荷を担いでダラダラ歩くような苦行ではなく、創造性に満ちた、未知なる世界への冒険なのです。
北海道の山に一週間も行けるのは学生のうちだけです。
確かに「絶対安全」とは言い切れませんが、きちんと勉強して技術を学び、実践を通して着実にステップアップしていけ
ば、かなりの部分の危険性は排除できます。 過去の事故例をつぶさに見ていけば、多くの事故は事前に適切な対処をすれば防ぎ得たものだということがわかって
きます。 あと、山岳部では上回生によるしごきといったことも存在しません。責任を持って丁寧に指導を行います。経験の有無
は問いません。 山に登る理由は人それぞれです。そして山岳部はそれを全て受け入れます。
我々と一緒に、山へ登りませんか。
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