"Guide for Beginners and Instructors"
|
これは平成 5 年に、
京都大学体育会ライフル射撃部で AR マスターをしていた冨本
佳照さんが、
同部の新入生教習用のマニュアルとして執筆したものです。 今回、冨本さんの協力を得て京都大学ライフル射撃部ホームページ内にこの射撃教本を再構築することになりました。 再構築するにあたり、以下の点に注意しました。
ライフル射撃は、理論的な裏付けがきわめて重要なスポーツでありながら、 競技人口の少なさや学校の体育教育との関わりの少なさ故か、 適切な情報を得るのがかなり難しいようにみうけられます。 殊に、高校や大学の射撃部以外で射撃を始めようとする人は、 何をどうしたらうまくなれるのか、 その手がかりを見出すまでに相当苦労されているのではないでしょうか。 私は平成 3 年に京都大学に入学し、 そこの体育会ライフル射撃部で射撃を始めました。 京大のライフル射撃部は、部員のほとんどが大学で射撃を始めるにも関わらず、 スポーツ推薦で優秀な高校生の射撃部員を集める私大射撃部に混じって、 たびたび上位に食い込む、珍しいチームです。 これは、知識の集積を絶え間なく行う伝統と、 徹底した新入部員の教習制度が背後にあるためだと思われます。 私自身も入部当初、3 回生の師匠に、 射撃ほど練習の質が問われるスポーツはないということや、 思考がいかに大きな部分を占めているか、 ということなどをたたき込まれたものです。 今回 FSHOOT に載せるこの「てびき」は、 私が京大射撃部で新入生指導の責任者となった際に、 それまでに部に伝えられてきた情報を整理し、 吟味を加える必要を感じ、 ほぼ半年をかけて、指導用の教科書にまとめあげたものです。 これまでに出版された、あるいはこれから出版される射撃に関する文献、 また何らかの指導者からうける助言、 噂に近い形でもたらされる様々な情報・・・ こういったものを自分の射撃を惑わせるものとしてではなく、 自分にとってプラスになるものとして享受するには、 これらを常に批判的、分析的に吸収する土台が必要です。 本文のあとがきにも書いたとおり「てびき」に述べたこと、 すなわち絶対的に正しいこと、というわけではありません。 (なにしろ射撃を初めてわずかに 2 年でまとめあげたものですから) が、とりあえず盲目的に信じ切って最後までマスターしても、 害には決してならないはずです。 そうしてとりあえずの「自分の射撃」像が出来上がってから、 様々な試行錯誤やカスタマイズを始められればよいのではないでしょうか。 大学卒業後の現在も私は射撃を続けていますが、 私の射撃はここにのせた「てびき」の延長上にあります。 (もちろん色々な改変や進歩はありますが) 3 年弱で関西学生の AR 立射を制することもできましたし、 SFR3 姿勢では 4 年ぶりの関西学生新記録を樹立し、 日本学生代表として韓国に遠征もさせてもらいました。 国体にも京都から出場し SFR 立射で入賞することもできました。 一流には程遠い位置ですが、 初心者の方に参考にされても困らない程度の射撃をしている自負はあります。 この拙著が少しでも、 射撃に取り組もうとされる方の助けとなれば幸いに思います。 (現在この「てびき」は、京都大学を始め、 大阪大学、立命館大学で一部利用されているそうです。)
平成 7 年 6 月 24 日 冨本 佳照 (この文章はFSHOOTに射撃教本を載せる際に書かれたものです。)
この教本は現在でもなお当部において新入生の育成に使用され、この教本には初心者のみならずそれを指導する立場の者にもあらためて気づかせる内容が含まれていると思います。このページにこられた全ての射手にとって有益であると信じております。それではご覧下さい。 |
Last Up Date 00/6/1
このページは、Microsoft Internet Explorer 4.01 でのみ動作確認しています
Copyright: Kyoto Univ. Rifle Shooting Team
内容に関するお問い合わせは木津 吉博までお願いします。